TRAVEL〜Balkan Peninsula(2019.10.7〜10.14→16)〜




【8日目(2019年10月14日)】
〜スケジュール〜
| 1:40(現地時間) | TURKISH AIRLINES TK052 トルコ(イスタンブール) 発 |
| 19:10(日本時間) | 東京・成田国際空港 着 |
| 20:00頃 | リムジンバスにて自宅へ |
13日の23時50分頃。
航空会社側から説明された内容は、以下のようなものでした。
まず、前日日本に上陸していた台風の影響で成田行の便が運休となり、多くの顧客がイスタンブールで足止めされていました。
そして、前日にアルバニアの航空会社のシステムがダウンしたコトで、ワタシたちの予約はキャンセルされ、Eチケットが再発行されたワケですが、イスタンブールから成田行きの便はなぜか再予約されませんでした。
そこにイスタンブールで足止めされていた顧客が重なり、ワタシたちの席の空き分を全て売ってしまったというのデス。
つまりオーバーブッキングです。
ターキッシュ・エアラインはその時その事実を認めていて、ワタシたち参加者一人一人に対し、2日間の滞在費(五つ星ホテル)と食費、更には600ユーロの補償金を用意すると呈示してきました。
本来、天災を理由に運休になった場合、航空会社側は顧客の損失を補償する必要はありませんので、これだけの条件を呈示してきたコト自体が、航空会社側都合による人災を意味しマス。
そして、この条件はこの時咄嗟に絞り出したものでは無く、もうすでに練り上げられていたようでしたし、補償するコトでこの件は簡単に丸く収まると考えているような様子でした。
しかし、ワタシたちの多くは短い休暇期間ギリギリで参加していて、皆さん少なくても2日後には仕事があり、一刻も早く帰れる便が必要でした。
そこでワタシたちは皆、別ルートでも良いので出来るだけ早く帰国できる便を探して欲しいと訴えました。
ワタシたちが引き下がりそうもない様子を見て、ようやく職員は慌てたように動き始めました。
それからどのくらい経ったでしょうか。
おそらく1時間以上、添乗員さんも含めて他国経由で成田に入る便を一生懸命探して頂きましたが、結局見つかったのは10月14日の夕刻にドバイ経由で行く便の1席のみでした。
ワタシたちは諦めて、航空会社側から呈示された条件を受け入れるしかありませんでした。
はっきり言って、膝が震えました。
このような事態になったのは初めてで、日本ではこのような事態はまず有り得ないと思っていたからデス。
ワタシたちが条件を受け入れるコトになってすぐ、職員から契約書が配られました。
職員は早く事が済むと思っていたのに、ワタシたちが予想以上にゴネたせいか、不機嫌そうに事務的に用紙を差し出してきました。
そして、ワタシたちは言われた通りに内容を確認して、必要事項を記入しました。
その契約書には、この事態を“Overbooking”としっかり記してありました。
しかし、この文書の控えはここでは一切渡されませんでした。
後で考えたら、写真の一枚も撮っておけば良かったのデスが頭が回りませんでした。
それに、この時1:40をまわり、ワタシたちが搭乗予定だった便が飛び立ったと思うとやるせなくて、立ちっぱなしだったのでだんだん気分が悪くなってきました。
更に、補償金の受け取り方の指定とそれに伴う手続きを要求されました。
この時、トルコは他国との関係が微妙で情勢不安があったのデスが、迷った挙句クレジットカードへの振込を選択しました。
その後、バゲッジを受け取るために航空会社のカウンターをあとにし、膨大なバゲッジの中からワタシたち全員分のスーツケースを見つけ出すのにも更に時間がかかり、ベンチに座って待ちました。
スーツケースが手元に届くとケースが傷ついてないかチェックをし、参加者2名のスーツケースが破損しているコトが分かったので、補償カウンターに持って行きました。
一つはキャスターが取り付けられているケースの本体部分ごと壊れていて、もう一つは本体がベッコリ凹んで割れていました。
交渉した結果、帰国してから手続きをして修理か全補償かを判断するというコトで、一旦事が収められました。
そして、入国審査,税関を通過。
更に空港1階のロビーに移り、今度は添乗員さんが滞在するホテルや滞在中のツアーなどを交渉して下さり、かなり粘って下さいました。
どうも航空会社がカウンターで呈示してきた口約束の条件と、階下のホテルやツアー等を発注するカウンターでの対応に差異があったようで、かなりお互いに意見を言い合っているようでした。
朝6時近くになって、ようやくホテルまでの移動車へと案内されました。
しかし、この時も案内して下さった係員はイラついていて、人数分のスーツケースなんて到底積み込めない小さなトランクに無理やり積み込むように指示され、結局自分たちで車高の高いバスの後部座席まで荷物を積み込みました。
多くは男性陣と添乗員さんが体を張って下さり、ありがたかったデス。
もうこの時は眠すぎて思考が停止していて、そのような対応にも何も感じないくらいでした。
〜スケジュール〜
| 7:00(現地時間) | 専用車にてイスタンブール市内のホテルに到着。 到着後、部屋の準備が整うまで朝食。 |
| 8:30 | 仮眠 |
| 13:00 | ホテルのレストランで昼食 昼食後、市内で買い出し |
| 19:00 | ホテルのレストランで夕食 |
というワケで、計画変更デス。
1時間ほどしてバスはホテルへ到着。

すでに朝7時は過ぎていたと思いマス。
部屋の準備が出来るまで朝食を取って待つように勧められ、とりあえず席につきましたが、眠すぎて疲れすぎてせっかくのバイキングでも全く楽しめませんでした。
本来なら、五つ星ホテルなので今までのどのホテルよりも内容が充実していて、楽しめそうでしたが。。。
実際、ツアー参加者の中には体調を崩す方も出てきました。
朝食後、明日の日中の過ごし方として、イスタンブール市内の観光が提案されました。
何もしないでホテルにいるのももったいなかったので、ツアー参加を決めました。
そして、とにかく部屋が整って、一旦部屋に入りました。

部屋の広さは驚くような差異はなく、普通に清潔感もありました。
五つ星と言っても、部屋のグレードはピンキリのようデス。

バスルームは広く感じましたが、装備・アメニティは普通。
トイレットペーパーは切れかかっていましたし。

ただ、シャワーブースは広くて使いやすかったデス。
部屋に入って、まず職場と家族に連絡し、帰国後に利用予定だったリムジンバスのキャンセルの連絡をして、仮眠をとりました。
明るいうちに寝入るなんてなかなか出来ませんでしたが、無理にでも熟睡しようと努めました。
やっと寝付いた頃、ホテルマンが勢いよくノックして入ってきて“Would you like water?”と聞いてきました。
ワタシは完璧に寝ぼけていたので、とにかく“No, Thanks!”と答えてまた寝ました。
睡眠を邪魔されたくない場合は、忘れずにカードをドア外に掛けておかなければならないと初めて学習しました。
そもそも、真昼間にホテルの部屋にこもっているような旅は経験がありませんでしたので(--;)
昼近くにひとり参加のグループで連絡を取り合い、お昼を食べに行きました。
ホテルのレストランのミールクーポンは3食・日数分用意されていました。



野菜のスープとチキンライス。デザートはライスプディング。
スープはバルカン半島のどの国で食べたものより出汁が効いていて美味しかったデスし、メインのグリルチキンとライスも美味しかったデス。
ライスプディングは弾力の強いババロアみたいなカンジで、ちょっと甘すぎました。
昼食後、とにかくみんな洗濯した清潔な衣服がないというコトで、買い出しに行くコトになりました。
ネットとホテル職員の情報から、徒歩20〜30分ほどのところにショッピングモールがあると知り、ツアー参加者数名で出かけるコトにしました。
両替はホテルで行っていきました。
しかし、イスタンブールの交通事情はバルカン半島よりも非進歩的で、ものすごいスピードで走ってくる車の合間をぬって道を横断するのに、何度も“轢かれる!”という危機感を抱きました(^^;)
現地の人は慣れているようデスが、観光客はむやみに出歩かない方が安全デス。

ショッピングモールでは首尾よく衣類が手に入りました。
ホントはユニクロとか進出していて欲しかったのデスが、なかなかそううまくはいかず。
それでもトルコは夏の暑さだったので、夏服が手に入って助かりました。
ショッピングモールのマックで一休み。マックはどこにでもあるんデスね(^^)
帰りはタクシーでホテルまで帰ってきました。
買い忘れたものがあって、近くにスーパーがあるのを検索して、一人で近所を出かけてみたのデスが、行けども行けどもスーパーはその場所にはなく、仕方なく小さな商店に入りました。
住宅街も商店もそうデスが、一人で出歩くには今までに行ったどのヨーロッパ諸国より正直少し怖い印象を受けました。
買い物を終えて、部屋で一休みをして、ホテルで夕食をとりました。


野菜のスープとチキンライス。デザートはライスプディング。
スープはバルカン半島のどの国で食べたものより出汁が効いていて美味しかったデスし、メインのチキンもライスも美味しかったデス。
ライスプディングは弾力の強いババロアみたいなカンジで、ちょっと甘すぎました。
…って、デジャヴ(^^;)??
チキンは網焼きから照り焼きに変わっていて、ライスプディングはブラックチョコからホワイトチョコに変わってましたが、なんとも代わり映えのしないメニュー。
ホテルで昼食も夕食も2回も3回も食べる人はいないってコトなんデスかね。
しかも、“Do you have black tea”?と聞いたら、切れてるって…。
…このホテルでの扱いがだんだん分かってきました。
夕食の時に一緒になった添乗員さんたちから聞かせて頂いた情報では、この時このホテルにはワタシたちのように帰国できなくなった観光客が大勢泊まっていたそうデス。
つまりこのホテルは、五つ星と言ってもイスタンブールの市街地からは外れに位置していて、補償として充てがうにはうってつけの、航空会社の、文字通り“御用達”ホテルだったというワケです。
ワタシたちはエコノミークラスの中でも最も下のグレードの席であったため、最優先でこの措置の対象になったようデス。
航空会社側からすれば、より重要な顧客の利益を最優先で守る方が得策というワケです。
そして、どうも航空会社側からは帰国予定日前日の時点でツアー会社側(H.I.S)にこのような措置を取るというコトが通告されていたようで、ツアー会社 側は休日体制だったためにその連絡が添乗員さんにタイムリーに入らなかったというのデス。航空会社以外にもこの事態の発端があったというワケです。
やっと頭が動き出して、色々な情報が入ってくるとつじつまが合ってきて、状況が飲み込めてきました。
ワタシたちは、様々な不可抗力によってイスタンブール帰国難民になったようデス。
完全に選択の自由を奪われた、難民。。。
13回目の海外旅行にして、多くのコトを勉強する機会となりました。
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